甲信越の恋人については、以前このような形で書いた。
だが、長野あたりにまだ恋人がいたので紹介する。
白樺の恋人
白樺を金箔で表現してるのが渋くて、カワセミのあしらいもあって、単体で見ると何の変哲もない恋人だが、これを見てほしい。
前掲の記事で紹介していた軽井沢の恋人だ。同じ長野だし、軽井沢のリニューアルバージョンなのか？とも思ったが、
しまんちゅの恋人もこんな感じだったりする。このラングドシャじゃない「チョコデコレクッキー」系の恋人はこのデザインで統一されている。しかし以前も書いたが、「チョコデコレ」ってなじみのない言葉が当然のように大きく書かれて、さも一般名詞であるかのように主張しているのは違和感がある。
裏はこれ。問い合わせのフリーダイヤルは、他の大阪の恋人をはじめとする長登屋系恋人に印刷されているものと同様の電話番号だ。
といっても製造者は長登屋ではなく、豊上東山観光株式会社というところ。
包み紙をはがしたところ。
小分けの袋はちゃんと「白樺の恋人」と書いてあった。長登屋系の恋人は、外箱デザインはそれぞれ違えど小分けの袋のデザインが全国共通だったりするので、ちゃんとオリジナルの個包装だと好感が持てる。というかそれは特別なことじゃなく普通のことなのだが…。
なかのクッキーはこれ。
本家の白い恋人とごくわずかの例外を除き、ラングドシャ系の恋人は味がいまひとつのものが多いので、このクッキーはちょっとうまく感じる。いや、何の変哲もない普通のクッキーのはずなのだが。ただ上にかかってるチョコの量が少ないのが残念。
信州の恋人
恋人と名のつくお菓子ならすべてラングドシャクッキー、またはチョコがコーティングされたクッキーかと思ってしまうが、そんな先入観を快く裏切ってくれるのが信州の恋人だ。信州、長野だからりんごを使ってくるところまでは想像できるが、これはりんごのアーモンドフロランタンだ。
これが裏面。
フリーダイヤルの番号はいつものじゃないなと思ったら、販売者はタカチホだった。ここはここで手広く観光みやげお菓子を作っているところ。これまで紹介したところでは黒部の恋人達とか、タカチホの子会社札幌旬彩堂が販売している白い森樹、すすきの 黒い愛人がある。
包装紙をはがしたところ。箱に直接印刷しないパターン。
白い箱に赤い個包装というのはちょっといいね。あと、りんごのイラストが入っているのも悪くない。
中はこんな感じ。
アーモンドの味がいい。が、やはりとチョコが入っているといいなあというのが個人的意見。
ところで、この信州の恋人、なぜⓇ入れたり、登録商標第3202102号とパッケージに大きく表記する必要があるのだろう？と思ったのだが、先日これを見つけた。
信州の恋人たち
複数形の恋人！以前まとめたことがあったが、まだいた！こっちのデザインは正統派の長登屋の流れを汲んでいる。
雷鳥がいいね。
これは裏面。記載のフリーダイヤルは、白樺の恋人と同じで、長登屋系の恋人共通のもの。
なので販売者は長登屋。
長登屋系スタンダードで作られているので個包装もまた同じ。
チョコの味も普通のホワイトチョコなので、長登屋系の他の恋人と比べて何の代わり映えもない…が、信州では本命の恋人の座を巡って、長登屋とタカチホで恋人たちの熾烈なバトルが存在していることがわかった。これは信州に定番の人気お菓子が存在しないため、競争原理が働いているということなのだろうか？
