宮城の恋人
とりあえず独眼竜。このアイラブミヤギのフォントが戦国の感じ出しててしっくりきてる。
眼帯がハート。
政宗はここにもいるけど、左下の飾り罫にずんだというか枝豆がいる。
こっちも七夕飾りだけと見せかけて、こけしあり。
販売者は長登屋。正統派長登屋系だ。社名は一部の地域にあったカタカナでもなく、漢字。問い合わせ先も他の長登屋系と同じで、ハズしなし。
このへんは他の長登屋フォーマットと同じ。ずんだクリームとかいいと思うんだけど。
宮城の恋人(再び)
先日仙台に行ったら、別のバージョンが存在していた。
楽天イーグルス!独眼竜を押しのけてやってきた。以前、野球場にいる恋人についてまとめたことがある。
terrortwilight.hatenablog.com
野球場にいる恋人たちは、どあらであったりベルであったりして、すでにネーミングから地名を捨てている。どこか出かけた観光地で不意に出会ってしまった恋人ではなく、球場に行かないと出会えない恋人なのだ。ところが、この宮城の恋人(楽天ver.)は球団のキャラを全面に出しながらも、宮城という具体的な地名を残していて、宮城のどこかで出会える恋人というようなロマンティックな要素を残している。
えーっと、こちらが女の子?クラッチーナ。
で、こっちがクラッチ。
マスコットキャラクター | 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト
これによると、
英語の「クラッチ」は「わしづかみ」を意味する。勝負強いチームとなり、「みんなの心をわしづかみにして欲しい」との願いが込められている。
とのこと。あー鷲ね…。そういえば、以前の宮城の恋人にもあったずんだやこけしは健在だ。あと、ちゃんと©Rakuten Eaglesとある。
©だけでなく、楽天野球団承認のシールも貼ってある。ここまでやっててクラッチ(クラッチーナ)の恋人にはしていない。クラッチの知名度の問題かな…?
販売者は同様に長登屋。
ということはここも同じ。
まあこのへんも。
味は残念ながら変わらず。いつもながら思うが、本家に比べるとどうしてもしっとり感に欠ける。
松島の恋人
恋人は県に一人しかいないというわけではなく、松島レベルであれば、宮城県でも別扱いになる。ハートにはカモメ。イラストは松島の風景だけでちゃんとバリエーションが出る感じ。さすが日本三景。日本三景といえばあとは天橋立と宮島だが、天橋立にはちゃんと恋人が存在している。宮島には今のところ恋人がいるのを確認できていない。恋人の聖地はあるようなのだが。
ここもちゃんと長登屋だ。
個包装はちゃんと松島になっている。宮城の恋人と差別化を図るためか?
袋開けると全然変わらず。
秋田の恋人
見つけた秋田の恋人は大きいサイズだった。秋田は絵としてさまになる名物があるなー。
まずはなまはげ。なまはげといえばいつもこれを思い出す。
吉田戦車の「ぷりぷり県」。名作。ナマハゲは秋田出身のジョーのルームメイトという設定だった。
そして竿燈まつり。
ここも竿燈になってたりする。
販売者は秋田のかなえやというところだった。
味は他と寸分違わず。見た目を引く名物はあるが、チョコレートに混ぜられるような名物も必要だよね…。
つるおかの恋人
山形は鶴岡から颯爽とやってきた恋人。中身もそうだが外装の写真のあしらい方など、独自路線を貫いているところが素晴らしい。
ここの部分はシールとして貼られていた。菓子博…?
全国菓子大博覧会 - Wikipedia
これのことだろうか?2017年は
www.kashihaku-mie.jp
こんな感じでやるのか。想像してたより大きなイベントになっているっぽい。
あと、菓子ポエムもあり。お菓子とポエムとの相性はいいようで、エロ本グラビアや新築マンション広告のそれとためを張れるような気がする。これまで紹介した恋人たちのなかでは、白塗りの濃い人がそうだった。
ここの地の鶴の扱いもなかなか趣あり。裏面によると、ここが製造しているところのよう。
外装の裏面。鶴がいっぱい羽ばたいてる。
包装を開けると箱は真っ白。
通販で購入したものだが、
小さな折り鶴が入っていた。これはちょっと驚く。
そういえば包装裏の内容量とかは手書きで数字が入っていたりする。ひとつひとつ心を込めて包んでますというアピールなのだろうか。
味は2種類ある。
こちらがアーモンド。
こちらはアーモンド+ゴマ。個人的にはゴマなしのほうがおいしかった。見た目はせんべいなんだけど、味はクッキーに近く、しっとりしている。
福島の恋人
福島の恋人の手抜き感はちょっと他の恋人より頭一つ抜きん出ている印象だ。「すんげー好きだぁ〜」も標準語にしか見えないし(イントネーションが違っているのかもしれないが、この字面だけではわからない)、左右対称の赤べこ(青べこ?)があるだけ。他の恋人は2つ名物を用意して右と左に配置している。べこだけなのか…?
と思ったら、かろうじて、左下の飾り罫にまぎれて桃がある。ちょっとほっとするのだが
右下は同じ赤べこがあった。使い回しっぷりが泣ける。
販売者は福島の長登屋。いや、福島にあるんだったらなんとかならないのかな。これが他の会社だったら、福島はわれわれの守備範囲ではないので手を抜きました…みたいな言い訳が立つのに。
このへんにもオリジナリティはなし。
いわきの恋人
だが、福島県にはまだ恋人がいる。福島って広いんだよね。
あれ????これは他県の恋人とも互角に戦える???
赤べこがかぶっていることを考えると、なぜ福島の恋人をわざわざ別に作ったのか理解に苦しむ。福島の恋人は何を出し惜しみしていたのだろう?福島市といわき市の覇権争い的なものがあるのだろうか?福島県は広いので、福島といわきはそれぞれ別の県みたいな感覚があるということか?
イラストも1色使いではなく、ちゃんと4色使っている。左は今回調べて始めて知ったのだが、波立海岸にある弁天島というところのようだ。左のハイビスカスは、フラガール→常磐ハワイアンセンター→現スパリゾートハワイアンズ→ハワイ→ハイビスカス(連想ゲーム長いな)ということなのだろう。いわき生まれの人に聞いたところでは、弁天島がいわきの代表格といわれてもピンとこないようだが…。
郡山と別にいわきの出張所があったりする。せっかく出張所があるなら…福島と別に作ろう!とやる気を出したのだろうか?
ただまあやる気は外箱までで、なかはまったく王道を外していない。味も含め。モモ味がいいよね、やっぱり。
で終えようと思っていたら、先日いわき出張所のさらなるやる気があるのを知った。だが長くなったので、それは改めて。