恋人は日本各地にいるだけでなく、海外にもいる。以前紹介したのは、なんちゃって海外というか、単なる福島在住の恋人だったのだが
今回はちゃんと海外在住の恋人を取り上げる。
黑色恋人
これは中国にいた恋人。白くない恋人はこれまでいくつか取り上げてきたが
中国にも存在していたのが驚きだ。「黑色恋人」の下に横文字が書かれているあたりも、本家やそれに派生する日本の恋人系と変わらないのだが、ここには「Black loviers Chocolate」とあり、本家の「CHOCOLAT BLANC ET LANGUE DE CHAT」や恋人系共通の「White Langue de chat」とは異なっている。これがそもそもラングドシャクッキーではないためでもあるが、「Black lovers」とほかより直訳的で、いまひとつ情緒に欠ける気がする。それとも英語とフランス語の印象の違いなのだろうか? だが、ステンシルっぽい恋人たちの絵が添えられていて、それはそれで調和が取れているかもしれない。
裏にも「甘栗・草苺巧克力」とあり、リアルな栗とイチゴとチョコレートの絵が添えられている。こういうストレートな見せ方は、観光地のお菓子というより、コンビニに置いてあるお菓子でよく見るやつだ。
生まれは福建省のよう。
中を開けると、薄紙が入っていてちょっと高級感を出そうとしている感じ。
こういう個包装。安っぽさはあまりない。
こっちが甘栗のほう。
中は白い。白いのが入っているが、それが栗なのか不安になる。あまりわからん。
こっちは色が違うがイチゴのほうか。こっちのほうが栗っぽくて、脳がバグるやつだ。
これは六花亭のやつとか、無印良品で見かけるチョココーティングのイチゴと同じような感じ。なのだがどちらも味は…。繊細さに欠ける、いわゆる「外国のお菓子」の味。
北海道の恋人
海外在住の恋人をちゃんと取り上げると言いつつも北海道…?なのだが、よく見てほしい。
その正体は台湾生まれの恋人だ。日式鮮奶精緻點心…日本の牛乳を使った点心ってことか。
箱の裏をひっくり返すと、縦組みから横組みに変わる。店舗でディスプレイする側にはうれしい親切設計。買う人には特にメリットはないが。
「原産地:台灣」とあり。ならば北海道とは一体…?
こっちには英語でいろいろ書いている。「Product:Lovers of Hokkaido-Cream Crisp Cookie」ってあるな。この時点でラングドシャクッキーではないことはわかる。
1本取り出してみる。
箱には「奶油酥餅條」とあって、DeepL翻訳だと「バターケーキスティック」とのこと。クリスプクッキーというよりは、バターケーキスティックのほうがしっくりくる。
うん、これカロリーメイトだな。
こちらは色違い。黒い。
ちなみに本家恋人を含む定番として、外国語によるメッセージ(ポエム?)が添えられていることがある。例を挙げるとこういう感じ。
この恋人も同様で
Lovers of Hokkaidoとあり
Please enjoy special
various tastes.
It will bring you
delicious dreams.
の記載がある。delicious dreams=美味しい夢というのはちょっとロマンがある。
このへんは大体同じ。
黒いとポップな要素がまったくなくなるな…。お菓子としてどうなのかというところで、形状は墨にしか見えない。原材料のところにCocoa Powedersとあったので、ココア味なのか?黒ゴマとかならわかるのだが、ココアでこんなに黒くなるのだろうか。食べても何味かはっきりとわからない。匂いがほかと違うのはわかるのだが。
こちらはパッケージが緑。それはそうと、ロゴの下の絵、
北海道ってこんなイメージなのか?ヨーロッパすぎないかこれ?
このあたりもほかの2色と変わりない。
抹茶味だった。日本を代表するフレイバーとして入れてあるのか?そういえばカロリーメイトに抹茶味とかなかった気がするが、いかにもありそうなのに存在してないのはなぜだろう?