本家・石屋製菓の目の届くところにありながらも、恋人は増殖していく。
北の恋人達
面白い恋人は、裁判の和解の条件として「関西での販売に限定する」というのがあったはずで、それを意識したのかこの恋人は「北海道限定品」とでかでかとアピールされている。だが、この恋人に出会ったのは東京・渋谷のMEGAドン・キホーテだったので、もはや限定品でもなんでもなかったりする。北海道には何度も足を運んでいるが、見かけた覚えはない。
製造者はエスポワールという旭川の会社。ということは札幌とか新千歳空港ではなく、旭川にならあるということなのだろうか。確かに旭川にはあまり行ってないので。
蓋が一体型になっているパターンだった。この見た目は若干シックで控えめな色使いで上品な仕上がり。
ラングドシャクッキーの表面をスライスしたアーモンドでコーティングしている。これはちょっと期待が持てる見た目でおいしそう。
基本的にアーモンドは表だけで裏にはなかった。アーモンドはおいしいが、なかのチョコはかなり量が少ない。うすーく塗ってるだけの印象。ただ、アーモンドの食感があるので、チョコの少なさはそこまで気にならない。
この恋人、販売者は旭川の会社だが、旭川でアーモンドのお菓子といえば「き花」だろう。
壺屋というところが発売している。名産お菓子が多い北海道で知名度は高いとは言えないが、割とおいしいお菓子だ。き花はチョコをアーモンドガレットで挟んだものだが、北の恋人達は白い恋人とき花のハイブリッドの印象がある。
運河の恋人達
運河ということで、これは小樽にいる恋人のようだ。ただ、これも複数形になっている。「恋人達」だったら本家・白い恋人とは別物だよね〜怒られる筋合いはないぜ!という認識なのだろうか?
製造者はちゃんと小樽の会社だった。社名で検索をかけると
民事再生手続の記事がよく出てくるな。8年前か。
なかはこんな。これも控えめな色合いがいい。
この恋人達は定番のラングドシャクッキーではなくて、普通のバタークッキーになっている。ただ、表面がちょっと卵白でコーティングされている。アーモンド風味もある。
さっくり、というよりしっとりしたバターの食感がいい。クッキーが厚めだが、なかのチョコもちゃんと存在感あっておいしい。
以前に北海道の恋人をまとめたものはこちら。