全国の恋人たち(9) 沖縄にいる恋人たち

沖縄の恋人

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デザインは長登屋系だが、通常の透明フィルムに包まれておらず、紙で包まれている。形も他の恋人とは異なり、正方形のものが標準形のようで、沖縄ではよく見かけた。これより大きなサイズもあるのだが、横長ではなく縦長になっていた。

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このような感じ。他の地方では見かけない恋人で、長登屋フォーマットでありながら内地とは一線を画している。
キャッチコピーはアイラブ【地名】系ではなく、方言でアイラブユー系。方言が標準語と大きく違ってるかどうかが地名と方言の選択基準だと思うが、方言系のほうが担当者のやる気を感じてしまう。
イラストはシーサー、ハイビスカス、首里城で、ここは冒険せず、無難にまとめている。

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販売者は長登屋ではなく、有限会社りゅうほうというところ。

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紙の包装を剥がすと、謎のレンガ柄がプリントされている。グスクの石垣のイメージなのだろうか?

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個包装はアレンジなしの長登屋フォーマット。数は10個入っている。ちなみに通常長登屋サイズだと12個入りだ。

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味は長登屋系から変化なし。王道の味。

琉球の恋人

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地のフォーマットをそのまま持ってきただけなのが沖縄の恋人だとすると、それに異を唱えるウチナーンチュの魂の形が琉球の恋人なのかもしれない。
そしてここでは、あくまでも遠くにありて思うものだった恋人がより具体的な姿を伴って現れている。シルエットではあるが、カップルがどこかのビーチを眺めているのだ。以前取り上げたなかでは、天橋立の恋人がこれに近いアプローチを取っていた(あくまでもイラストにとどまっていたが)。それは、旅先でわれわれが運命の出会いを果たし恋人になる存在ではなく、単にわれわれが旅先で見かけたいちゃいちゃしているカップルなのだ。そこにはロマンティックな要素はなく、日常と地続きの風景があるだけだ。全国で観光への幻想を振りまいている長登屋への、地元・沖縄からの冷めた解答がここにある。お前たちが求めている存在はこんなところにはないんだよ、という。

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沖縄の恋人と同様、透明ビニールではなく紙での包装。側面にも力強い主張を感じる。

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販売者は南都物産。かつてはハブ対マングースのショーとかやってたおきなわワールドを経営している南都の子会社のようだ。

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紙の包装を剥がすと、すべて真っ白の箱が出てくる。

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ラングドシャクッキーではなく、チョコインクッキー。外箱をくるむ包装紙にも「〜チョコインクッキー〜」とあったが、ここでさらにダメ押しして、個包装にもチョコインクッキーと書かれている。だが、琉球の恋人とはどこにも書かれていないのがちょっと面白い。

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なかに入っているチョコはカチカチじゃなくてトロッと柔らかかったのが意外だった。これはおいしいな。クッキーも適度にしっとりしてて、ヘーゼルナッツペーストの風味がいいアクセントになっている。